陸前高田の図書館建設について共同通信の記事が配信されました

2011/09/10 19:35
◎一本杉のように力強い子に 陸前高田に図書館建設へ
 岩手県陸前高田市で、津波に耐えて生き残った一本杉が立つ神社の境内に、子ども向けの図書館を建てる計画が進んでいる。
 日本出版クラブなど出版団体で作る「大震災出版対策本部」と大手商社の三井物産が「本を読むことで、友情と家族の大切さ、勇気や挑戦する気持ちを感じ
て」と、10月初旬のオープンを目指し準備している。
 図書館の建設予定地は海岸から約1・5キロ離れた今泉天満宮の敷地内。津波が押し寄せ、社殿や社務所が押し流されたが、「天神の大杉」と呼ばれる樹齢
800年近くの杉は無事だった。杉は高さ30メートル、幹回り約6・7メートルの巨木で、幕末の剣豪、千葉周作が幼少時に木の下で遊んだと伝えられてい
る。同じように生き残った海岸沿いに立つ高田松原の一本松と並んで、復興のシンボルになっている。
 計画を聞いた天満宮の宮司荒木真幸さん(68)は「子どもたちのためになることなら」と快諾。社務所の立っていた土地の提供を決めた。
 関係者によると、図書館の建設費は三井物産が負担。北海道にあるグループ会社が建材を加工し、陸前高田市の業者らが建築する。書棚には、出版対策本部が
都内の避難所だった旧赤坂プリンスホテルに開設していた臨時図書館「虹のライブラリー」にあった「ワンピース」などの人気漫画や絵本、小説など約5千冊の
本を納める予定。
 日本出版クラブは「復興のため出版業界にできることは何かと考えた」。三井物産は「憩いの場として活用してほしい」としている。
 荒木さんは「被災した子どもたちを励ます場所になればありがたい」と話している。

カテゴリー: 対策本部より, 日本出版クラブ   パーマリンク

コメントは受け付けていません。